上野動物園 あすからパンダの展示を中止へ
東京・台東区の上野動物園は、ジャイアントパンダの発情期のピークが近いとして、4日から展示を中止すると発表した。
上野動物園によると、ジャイアントパンダのオスのリーリーとメスのシンシンは今年に入り、共に、発情の兆候がみられるようになっていたが、1日に採取したシンシンの尿に含まれるホルモン値を測ったところ、明確な発情の兆候がみられたことから発情期のピークが近いと判断し、4日から展示を中止することを決めた。
2頭の間には4年前、赤ちゃんが誕生したが、生後6日で死んでいて、その後は出産に至っていない。上野動物園は、シンシンの発情期のピークに2頭を同居させ、自然妊娠を目指しているが、交尾に至らない場合には人工授精も検討しているという。