桜島 噴火警戒レベルを3に引き上げ
鹿児島県の桜島で5日午後7時前、約5か月ぶりとなる爆発的な噴火が発生し、気象庁は噴火警戒レベルを2から3に引き上げた。
気象庁によると午後6時56分頃、桜島の昭和火口で爆発的な噴火が発生した。この噴火で大きな噴石が山の3合目まで飛んだほか、噴煙は火口から2200メートルまで上がり、南東の垂水市側に流れているという。
桜島が爆発的な噴火をしたのは去年9月16日以来、約5か月ぶりのこと。これをうけて気象庁は、桜島の噴火警戒レベルを2から、入山が規制されるレベル3に引き上げた。
桜島は、以前から入山が禁止されている山だが、今後、火山活動が活発化するおそれがあるとして、火口から2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。
桜島は去年8月に規模の大きな地殻変動が観測されたため、一時、噴火警戒レベルが4に引き上げられ一部の住民が避難していたが、その後、爆発的噴火が起きなかったことから、11月に噴火警戒レベルが2に引き下げられていた。