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噴火警戒レベル「1」の週末 箱根に紅葉客

2015年11月21日 18:02
噴火警戒レベル「1」の週末 箱根に紅葉客

 20日、約半年ぶりに噴火警戒レベルが「1」に引き下げられた神奈川県箱根町は初めての週末を迎え、訪れた観光客たちが紅葉を楽しんだ。

 噴火警戒レベル「1」への引き下げから一夜、晴天に恵まれた箱根は、3連休の初日ということもあり大勢の観光客でにぎわった。

 箱根は今がちょうど紅葉シーズンということで、赤や黄色に色づいた景色を目当てに、朝から大勢の人がハイキングのイベントに参加した。

 観光客「雰囲気的に『1』になって良かったなと思います。安心しますよね」「今山にバスで来たんですけど、その時から紅葉がめちゃくちゃきれいで、これからまた歩く内にいっぱい紅葉を見られるかなと思うと楽しみです。筋肉痛が心配」

 一方、まだ残る課題のひとつが、ロープウエーだ。大涌谷は火山性ガスの濃度が依然高く、「箱根ロープウェイ」も大涌谷の手前から折り返し運転となっていて、芦ノ湖方面への観光ルートが分断されている。

 警戒レベルが下がったことを受け、箱根町の山口町長は今後の全線開通に期待を示した。

 山口箱根町長「こうして富士山もこれからよく見える時期になりますので、できるだけ早く全線開通をしたいと思っております」

 箱根町などは、年内の全線開通を目指して大涌谷周辺のガスの濃度の分析を進めており、観光回復に向けた取り組みに拍車がかかっている。