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硫黄山で火山性微動相次ぐ わずかに隆起も

2016年2月11日 0:04
硫黄山で火山性微動相次ぐ わずかに隆起も

 鹿児島県と宮崎県の県境にある霧島山の硫黄山は今月7日と8日に続き10日も火山性微動が相次ぎ、火山活動が高まっている。

 霧島山の硫黄山周辺では、10日午前4時57分頃と午後2時43分頃に地下のマグマや火山ガスなどの移動を示す振幅の小さな火山性微動が発生した。その際、硫黄山の北西方向では、わずかに隆起するような変動も観測された。火山性地震も午後6時までに4回、発生している。

 硫黄山周辺では、今月7日と8日にも火山性微動が確認されている。現地では福岡管区気象台の職員が、調査を行ったほか、噴気の状況や熱の変化を調べるカメラ2台を設置した。

 気象台の職員「微動も発生していますし、火山ガスも多い状態が続いているので、引き続き注意していただきたい」

 気象台では、規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性があるとして注意を呼びかけている。

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