原発事故5年…汚染土「中間貯蔵施設」公開
東京電力・福島第一原発事故からまもなく5年を迎えるのを前に、福島県内の除染で出た汚染土などを保管する施設が公開された。
政府は、福島県内の除染で出た大量の放射性物質を含む土などを、福島県の大熊町と双葉町にまたがって建設する予定の中間貯蔵施設で保管し、30年以内に福島県外で最終処分する方針。
24日に公開されたのは、中間貯蔵施設予定地内にある両町それぞれの仮置き場で、これまでに福島県内の自治体から、汚染土などあわせて約3万7000袋が搬入されているという。
環境省は今年10月から施設本体の工事を始めたい考えだが、地権者約2400人のうち、これまでに契約に至ったのは50人で、確保できた用地は必要な用地の約1%にとどまっている。