中間貯蔵施設 10月にも一部工事を開始へ
福島県の大熊町と双葉町で計画されている除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設について、環境省は今年10月にも、施設の一部工事を開始する方針を示した。
環境省の井上副大臣は19日、大熊町と双葉町の議会に対し、除染廃棄物を受け入れて分別する施設など、中間貯蔵施設本体の3つの施設について、今年10月から、工事を開始する方針を説明した。
また4月からは、除染廃棄物の本格輸送を段階的に開始し、用地の取得を進めて15万立方メートルほどを保管場に運び込む考え。 ただ、用地交渉は難航し、19日までに、了承を得られているのは50件、約15ヘクタールにとどまっている。