硫黄山「火口周辺警報」に引き上げ 警戒を
宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島山の硫黄山で火山性地震が増加していることを受け、鹿児島地方気象台は、おおむね1キロメートルの範囲では小規模な噴火の可能性があるとして「噴火予報」から「火口周辺警報」に引き上げ、警戒を呼びかけている。
気象台によると、霧島山の硫黄山の周辺では28日午前11時までに火山性地震が36回観測されている。
28日午前11時、鹿児島地方気象台は霧島山の「噴火予報」を「火口周辺警報」に引き上げ、おおむね1キロメートルの範囲では小規模な噴火の可能性があるとして警戒を呼びかけている。
一日に30回以上の火山性地震が観測されたのは、平成25年にえびの高原周辺で火山性地震の観測を開始して以降初めて。
また、硫黄山では今年に入り、火山性微動が5回観測されている。気象台では職員が現地調査を行っている。