聖火台の設置場所 来月末までに検討へ
新国立競技場の設計案に2020年東京オリンピック・パラリンピック大会の聖火台が盛り込まれていないことが明らかとなり、来月末までに設置場所の検討を行うことになった。
新国立競技場は、去年12月にデザインが決まったが、聖火台の設置場所については検討されていなかった。これまでの夏のオリンピックの聖火台はすべて競技場内に設置されていて、IOC(=国際オリンピック委員会)は「聖火は原則、観客から見える場所に設置すべき」としているが、新国立競技場は木製の屋根のため、防火上や重さの問題から屋根などへの大規模な聖火台の設置は難しいとの懸念も出ている。
遠藤オリンピック・パラリンピック担当相は来週にも関係機関を集めた会議で検討を始め、来月末までに設置可能な場所や設置する際の課題の洗い出しを行うことにしている。