長野県軽井沢町でのスキーバス事故を受け、再発防止策を検討している国の対策委員会は、全ての貸し切りバスにドライブレコーダーを設置し、映像の記録・保存を義務づけることを決めた。

　今回、事故を起こした貸し切りバスにはドライブレコーダーが設置されておらず、事故原因の究明が困難となっている。

　ドライブレコーダーの貸し切りバスでの普及率は約２割にとどまっていることから、国交省の対策委員会は７日、事業者に全ての貸し切りバスにドライブレコーダーを設置し、映像の記録・保存を義務づけることを決めた。また、映像に基づいて運転手に指導・監督をすることが義務化される。

　一方、衝突時の被害を軽減する自動ブレーキなど、先進安全技術を搭載しているかどうかを車体などに表示させ、乗客が事前にわかるようにもする方針。