熊本・阿蘇神社で伝統の「火振り神事」
熊本県阿蘇市の阿蘇神社で15日夜、伝統の「火振り神事」が行われた。
「火振り神事」は阿蘇神社にまつられている国龍神の婚礼を祝い、氏子らがたいまつをつけて姫神を迎えたという故事に倣って古くから行われていて、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
15日夜は、午後7時にカシの木で作られた姫神のご神体が到着すると、氏子たちが火をつけたカヤの束を振り回し出迎えた。拝殿で神事が行われている間も観光客が参道で火振りを行い、夜の闇に幾重もの炎が浮かび上がった。
この祭りが終わると阿蘇地方にも本格的な春が訪れる。