群馬大学病院 手術後死亡の43人報告せず
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肝臓手術を受けた患者が相次いで死亡した群馬大学病院で、手術後亡くなった43人について、院内の医療安全管理部門に報告をしていなかったことが日本外科学会の調査でわかった。
これは、群馬大学病院の外部事故調査委員会が会見で明らかにしたもので、日本外科学会は、群馬大学病院の手術自体に過失がなかったかどうかなどの検証を行い、委員会に対し200ページあまりの報告書を提出したという。
報告書によると、2007年度から8年にわたり肝臓や膵臓(すいぞう)の手術を受けて病院内で亡くなった43人について、院内の医療安全管理部門に報告されていなかったことがわかったという。
また、肝臓手術後の死亡率は、相次いで患者が死亡していた第二外科だけでなく、第一外科も全国平均より高かったという。
外部事故調査委員会では、最終的な報告書を5月末までにまとめるとしている。