高速道路に「路線番号」 導入へ向け検討会
道案内をわかりやすくしようと高速道路に路線番号をつける「ナンバリング」の導入に向けて、国土交通省の検討委員会が8日、開かれた。
これは近年、高速道路の整備が進んでルートが複雑化し、レンタカーを利用する外国人観光客からも「日本の道案内はわかりにくい」という声が出ていることを受けたもの。ナンバリングの対象は、東名高速や東北道、関越道など全国の主な高速道路などが想定され、すでに番号がつけられている首都高や阪神高速などはそのまま生かされる見通し。
8日の委員会では、南北方向は奇数、東西方向は偶数で番号をつけているドイツの例や、放射状に時計回りに番号をつけるイギリスの例などが紹介された。国交省は今後、夏までに対象路線とナンバリングの方法をとりまとめ、標識の整備などを急ぐ考え。