ゴミ置き場不審物 昭和50年代のテスト弾
11日、千葉県柏市のゴミ置き場で見つかり、近くの住民約70人が避難する騒ぎのきっかけとなった不審物を陸上自衛隊が調べたところ、昭和50年代のものとみられる81ミリ迫撃砲のテスト用の弾だったことがわかった。
警察によると、11日昼前、柏市の住宅街にあるゴミ置き場で筒状のケースに入った砲弾のような不審物が見つかった。このため警察が住民約70人を約3時間半にわたり避難させた。陸上自衛隊・朝霞駐屯地の不発弾処理隊が回収して調べたところ、昭和50年代に陸上自衛隊が使用していたものとみられる81ミリ迫撃砲のテスト用の弾だったことがわかった。信管や火薬はなく、爆発するものではないという。
警察はこの弾が置かれた経緯を調べているが、陸上自衛隊では「装備品の管理は厳重に行っていく」としている。