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大塚家具裁判 久美子氏が判決受け入れ終結

2016年4月13日 18:01
大塚家具裁判 久美子氏が判決受け入れ終結

 大塚家具の大塚勝久・前会長と娘の久美子社長が争っていた裁判で、13日、久美子氏側は15億円を支払うよう命じた判決を受け入れることを明らかにした。一連の法廷闘争は終結することになる。

 大塚家具の株式を巡る裁判では11日、東京地裁が勝久氏の請求を認め久美子社長側の資産管理会社「ききょう企画」に15億円の支払いを命じていた。

 この判決について13日、ききょう企画の弁護士は大塚家具などへの影響を考慮し控訴しないことを明らかにした。ききょう企画が持つ大塚家具の株式を担保に銀行から約15億円を借り入れ、既に勝久氏に15億円を支払ったという。

 一方、勝久氏の弁護士は、これを受け久美子氏本人を訴えていた別の裁判を取り下げる方針を明らかにした。一連の法廷闘争は終結することになる。

 裁判が株式ではなく金銭の支払いで決着したため、大塚家具の経営権への影響はない見通し。