熊本・益城町 家屋倒壊、火災やガス漏れも
【熊本で震度7】地震の被害まとめ。
警察庁によると14日午後10時20分現在、熊本県益城町で家屋が倒壊したとの110番通報があり、高齢者2人が下敷きになっているとみられるという。建物の倒壊が19件確認されていて、下敷きが9件あるとの情報もある。そのうち、益城町惣領で2人が下敷きになり、うち1人が意識不明の重体だという。
また地元警察によると、益城町馬水でも家屋の下敷きになり、1人が意識不明の重体になっているという。警察庁のまとめでは益城町でのケガ人は12人確認されているという。
益城町宮園でも、80歳の女性が倒壊した建物の下敷きになっているという。また、熊本赤十字病院によると、搬送されてきた1人が心肺停止の状態だという。
また総務省消防庁によると避難所の屋根が2カ所で崩落しているという。この屋根の崩落で、ケガ人は確認されていないということだが、避難所の場所を変更したという。
地元消防によると上益城郡御船町・上野と上益城郡御船町・田代で建物火災が発生しているという。また、益城町惣領ではガス漏れが多数発生しているという。八代市では、40歳の男性が、自宅の階段から転倒し左足を骨折する重傷だという。
経済産業省によると、14日午後10時20分現在、九州電力管内では約1万6000戸が停電しているという。
一方、九州電力によると、鹿児島県にある現在稼働中の川内原発について、原子炉が緊急停止するなどの異常は確認されていないという。また、現在停止している佐賀県の玄海原発についても、異常は確認されていないという。