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【熊本地震】体に感じる地震235回を観測

2016年4月16日 12:01
【熊本地震】体に感じる地震235回を観測

【熊本地震】
 熊本県では16日未明から震度6強や震度6弱などの大きな地震が相次いでいる。気象庁は、熊本県と大分県で「地震活動が非常に活発化している」として厳重な注意を呼びかけている。

 16日午前1時25分頃の地震で震度6強を観測したのは、熊本市中央区や東区、菊池市、宇土市など、震度6弱を観測したのは、熊本市南区や北区、八代市、阿蘇市など。気象庁は、この午前1時25分頃の地震が、14日夜から熊本地方で起きている一連の地震の『本震』だとの見方を示した。

 熊本県内では、16日未明に本震が起きて以降、震度6強の地震が1回、震度6弱の地震が2回観測されている。さらに、午前7時11分頃には大分県由布市で震度5弱を観測した。

 気象庁は、「地震活動は北東方向に領域が拡大し、非常に活発化している」として、熊本県と大分県に厳重な注意を呼びかけている。午前9時現在、一連の地震活動が始まって以降、体に感じる地震は235回観測されている。

 また、午前8時30分頃、熊本県の阿蘇山でごく小規模な噴火があった。気象庁は、「噴火警戒レベルを引き上げる予定はない。一連の地震活動との関連については、現在、わかっていない」としている。