高浜原発1・2号機に「審査書」正式決定
原子力規制委員会は20日、福井県にある高浜原発1号機と2号機について、新しい規制基準の合格証にあたる「審査書」を正式に決定した。運転開始から40年を超える古い原発としては初めての合格となる。
関西電力の高浜原発1・2号機について、原子力規制委員会は今年2月に原発の新しい規制基準を満たしたとする「審査書」の案を了承していたが、20日、その「審査書」を正式決定した。
ただ、再稼働するには、今回の審査合格に加えて、原則40年の運転期間を延長する認可をさらに得る必要があり、期限となる今年7月までにこの認可を得ることができるかが、今後の焦点となる。