幼稚園の0歳~2歳預かる制度を積極活用へ
待機児童問題の緊急対策として文部科学省は、幼稚園で、0歳から2歳の子どもを預かる制度を積極的に活用する方針を示した。
待機児童の数は、去年4月の時点で2万3167人いて、特に都市部を中心に深刻な状態が続いている。こうしたことを受け、文部科学省は22日、全国の自治体に通知を出し、現在、一部の幼稚園ですでに行われている0歳から2歳までの子どもを預かる「小規模保育」を積極的に行うよう求めた。
また、幼稚園で夕方まで子どもを預ける「一時預かり」について、補助金の上限を今の9時間から11時間にまでひき上げる方針も示した。
文部科学省は、条件を柔軟にして補助金を増やすことで、待機児童問題の解消に努めたいとしている。