近鉄特急列車で運転士が私物スマホ操作
近畿日本鉄道の特急列車を運転中の運転士が約6分間、私物のスマートフォンを操作していたことが分かった。
近鉄によると、25日、近鉄名古屋発-賢島行きの特急列車で、伊勢中川駅から松阪駅に向かう約6分間、38歳の運転士が私物のスマートフォンを操作していたという。乗客の指摘で明らかになったもので、運転士は着信音が鳴って通話はせずに音を消す設定をして、その後も松阪駅まで右手にはスマートフォンとブレーキハンドルを握ったまま運転を続けていた。
近鉄では乗務中は電源を切るか音や振動が出ない設定にし、カバンに入れておくよう乗務員に指導していて、今後、運転士の処分を検討すると共に、再発防止に努めると話している。