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愛知県医師会「救護の体制に問題があった」コロナワクチン接種後に死亡

2022年11月18日 1:28
愛知県医師会「救護の体制に問題があった」コロナワクチン接種後に死亡

今月、愛知県愛西市で新型コロナワクチンを接種した女性が、直後に容体が急変し死亡した問題で、愛知県医師会は17日、「救護の体制に問題があった」と検証結果を発表しました。

この問題は今月5日、愛西市の集団接種会場で、オミクロン株「BA.5」対応ワクチンを接種した飯岡綾乃さん(42)が、直後に容体が急変し死亡したものです。

愛知県医師会は「重大事案」として検証を進めていましたが、17日の会見で、「今回のように重度のアナフィラキシーが想定された場合は、アドレナリンを打ったとしても救命することはできなかったと思われる」と説明しました。

一方で、「医師の指示がない場合は、看護師がアドレナリンを注射することができない現状のワクチン接種システムに問題があった」と指摘しました。

これを受け、飯岡さんの夫・英治さん(45)も会見を開きました。

飯岡英治さん「怒りしかないですね。アナフィラキシーだと言っているが、そうだという判断はないし、全てがあやふやな会見」

英治さんは今後、第三者委員会などで調査を行うことを希望しています。