給食タケノコから国の基準値超えるセシウム
10日、栃木・宇都宮市の小学校で出された給食のタケノコから国の基準値を超える放射性物質が検出されていたことが分かった。
宇都宮市などによると、宇都宮市立の小学校1校で10日、調理された給食のタケノコごはんのタケノコから、最大で国の基準値の2倍を超える1キロあたり234ベクレルの放射性セシウムが検出されたという。
タケノコは市内に住む男性が採取して卸売業者に販売したもので、男性は原発の事故の後、出荷制限がかかっている地域でタケノコを採っていた疑いがあるという。
今回は、月1回の食材の検査で判明したが、検査結果は午後に出たため、判明したのは児童が給食を食べた後だった。宇都宮市は「児童が食べた量は多くなく、健康に影響を及ぼす数値ではないと考えています」としている。