新型コロナ治療薬「モルヌピラビル」今月16日から国内で一般流通
新型コロナ治療薬「モルヌピラビル」について、今月16日から国内での一般流通を始めるとアメリカ・メルク社の日本法人が発表しました。
メルク社の日本法人MSDは、新型コロナウイルスの主に重症化リスクのある軽症者向け飲み薬「モルヌピラビル」について、今月16日から医療機関や薬局が通常の薬剤と同じように購入する一般流通を始めると発表しました。
これまでは国が買い上げし、必要な医療機関などに配分してきましたが、供給量が安定したため、一般の薬剤と同じ卸業者への発注に切り替えるということです。
薬価は、1カプセル約2357円で、4カプセルを1日2回、5日間服用するため、1人あたりの治療で総額9万4312円となりますが、今後も全額公費負担となるため患者の自己負担はありません。