尖閣諸島周辺 中国海警局の船“領海侵入”連続72時間45分…過去最長に
中国海警局の船による沖縄・尖閣諸島周辺の領海への連続侵入時間が過去最長となりました。
海上保安庁によりますと、今月22日、尖閣諸島・大正島の南西で、中国海警局の船2隻が領海に侵入しました。その翌日、別の船2隻が領海内で交代し、付近を航行している日本の漁船1隻に近づこうとする動きを見せながら侵入を継続しました。
海上保安庁の巡視船が領海から出るよう繰り返し警告しましたが、2隻は25日午前10時すぎまで領海内にとどまったということです。
連続侵入時間は72時間45分となり、これまで最長だった今年7月の64時間17分を上回り、日本が尖閣諸島を国有化して以降、最も長くなりました。
海上保安庁は、引き続き領海警備に万全を期すとしています。