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舛添知事 政治資金で“芸術家の手紙”購入

2016年5月19日 15:02
舛添知事 政治資金で“芸術家の手紙”購入

 東京都の舛添知事が「資料」として政治資金で購入したものの1つが、ポップアートの芸術家のものとされる手紙だったことが分かった。

 資金管理団体の収支報告書によると、舛添知事は知事就任前の2年間に画廊や古美術商などに対し「資料」の名目で少なくとも50件以上300万円以上を支出している。このうちの1件が、日本テレビの取材で、「アメリカの芸術家、キース・へリングが友人に出したとされる手紙」の購入代だったことが分かった。その手紙は、ネットオークションで3万円で落札され、購入されていた。

 手紙を売った業者「落札されたIDがymasuzoeとあったので舛添要一さんかなと、個人の趣味として買ったのだろうと思った」

 販売した業者によると、振り込み主は「マスゾエヨウイチ」で、領収書には「現代アメリカ社会資料」と書くよう依頼されたという。

 舛添知事は先週の会見で、「購入した美術品は研究資料や外国からの客のおもてなしなどに使っている。美術品の収集は確かに趣味だが個人のものとは分けている」と説明している。