スイス・ローザンヌで行われている、ＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）の理事会で２０２０年東京大会の準備状況が高く評価された。

　スイスのローザンヌで行われているＩＯＣ理事会で、２日、東京の組織委員会が２０２０年東京大会の準備状況に関するプレゼンテーションを行い、ＩＯＣから、「非常に順調に進んでいる」と高く評価を受けたという。

　東京五輪組織委員会・森喜朗会長「理事はほとんど大変な賛辞をおくってくれた。激励をしていただいたと思います」

　また、森会長は前日の理事会で一括での採決が決まった５競技１８種目の追加種目について、ＩＯＣから「具体的にどう運営して行くかしっかりやってほしい」と話があったことを明かした。その上で、正式決定の採決が行われる８月のＩＯＣ総会までに、会場などの準備や手続きを進めて行く方針を示した。

　一方、理事会では２か月後に迫ったリオデジャネイロオリンピックの組織委員会から、南米を中心に感染が広がっているジカ熱について報告があった。例年のデータをもとに、８月ごろには急激に改善するとの楽観的な見通しが示されたという。