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ジカ熱 韓国で初の感染例確認 43歳男性

2016年3月22日 21:19

 中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱の患者が、韓国で初めて確認された。

 韓国の疾病管理本部によるとジカ熱への感染が確認されたのは、韓国人の43歳の男性で、先月半ばから今月9日まで仕事でブラジル東北部を訪れていたという。韓国に帰国後、発熱や発疹などの症状が出たため検査を行ったところ、22日、ジカウイルス陽性と診断され、感染が確認された。

 男性の症状はほとんど収まっているが、韓国国内で初めての感染例のため、念のため、検査入院をしているという。韓国政府は今後のジカ熱の流入を防ぐために検疫の強化などの対策を続けるとしている。

 ジカ熱は、頭の小さい赤ちゃんが生まれる小頭症などの胎児の異常に関係している可能性が高いとされている感染症で、中南米を中心にアメリカや日本、中国でも感染例が確認されている。