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ジカ熱と小頭症 WHO“緊急事態”宣言

2016年2月2日 6:58
ジカ熱と小頭症 WHO“緊急事態”宣言

 ジカ熱と、頭の小さい赤ちゃんが生まれる小頭症について、WHO(=世界保健機関)は1日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。

 WHOは1日、中南米などを中心に感染が拡大しているジカ熱と小頭症について専門家による緊急の委員会を開いた。その上で、感染地域での被害を最小限にし、感染が世界的に拡大するのを防ぐため、国際的な対応が必要だとして、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。

 緊急事態の宣言は2014年のエボラ出血熱以来4件目。WHOは、現段階では、渡航制限などは課さないということだが、妊婦の感染地域への渡航は延期が望ましいとしている。

 今後は日本を含め各国で、感染拡大を防ぐための対策が求められることになる。