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40代女性がジカ熱感染 流行開始後4人目

2016年3月24日 17:39

 愛知県に住む40歳代の女性がジカ熱に感染したことがわかった。中南米に滞在していた時に感染したとみられている。

 厚生労働省によると、感染が確認されたのは愛知県に住む40歳代の女性で、発疹などの症状があったため、23日に医療機関を受診し、24日、国立感染症研究所の検査で感染がわかったという。

 女性は、ブラジルではない中南米の国に2週間ほど滞在し、20日に帰国していた。女性は「滞在中に蚊に刺された」と話しているということで、現地でジカ熱に感染したとみられている。

 女性は発疹のほか、37.9℃の熱、関節痛、結膜炎などの症状があったが、すでに熱は下がり、現在は自宅療養中で状態は安定しているという。

 去年、中南米でジカ熱の流行が始まって以来、日本に住む人の感染がわかったのは4人目。ジカ熱は、ウイルスを持つ蚊に刺されることで感染するが、厚労省は、日本は現在、蚊の活動期ではなく感染拡大のリスクは極めて低いとして、冷静な対応を呼びかけている。