ジカ熱を4類感染症に追加する方針~厚労省
ジカ熱に対するWHO(=世界保健機関)の緊急事態宣言を受け、厚生労働省は、中南米などの流行地域からの帰国者について自治体や検疫所での検査態勢を強化する方針。
塩崎厚労相「特に妊婦については流行地域への渡航は、できるだけ控えていただくことが望ましい」
塩崎厚労相は、さらに、帰国後に感染が心配される場合は、検疫所や保健所に相談するよう呼びかけた。
一方、厚労省は2日午後、緊急の会議を開いた。今後、ジカ熱を、感染症法の4類感染症に追加し、感染者が見つかった場合、医師から国に届け出るよう義務付ける方針。
また、流行国からの帰国者で、発熱などがある場合は、空港などの検疫所で、検査できるようにするほか、医療機関に対し、ジカ熱の症状や診療方法についての緊急情報を配布する予定。