ジカ熱の感染拡大…国連で緊急会合
国連は16日、中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱について緊急会合を開いた。オリンピックが開かれるブラジルは、「開催時期は乾燥しているため安全だ」などと述べ、問題はないとの認識を示した。
会議ではWHO(=世界保健機関)が、ジカ熱の感染は世界34の国と地域に拡大していると報告した。アジアではタイやモルディブでも感染が確認されている。
一方、ブラジルの国連大使は、8月に開催されるオリンピックについて問題はないとの認識を示した。
ブラジル国連大使「オリンピックの時期はブラジルは冬で乾燥しているため安全だと考えている」
会議ではワクチン開発や、ジカ熱と脳の発達に遅れが出る「小頭症」の子どもが生まれる関連性の解明を急ぐ必要性も指摘された。