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妊婦の「ジカ熱」感染予防を 都内で講座

2016年6月5日 18:49
妊婦の「ジカ熱」感染予防を 都内で講座

 中南米を中心に感染が広がっているジカ熱について、媒介する蚊が活動する時期を迎え、妊婦の感染予防などについての講座が東京都内で開かれた。

 ジカ熱は蚊が媒介する感染症で、ブラジルなど中南米を中心に感染が広がり、妊婦が感染した場合、頭が小さい「小頭症」の赤ちゃんがうまれる恐れがあるとされている。東京都内では5日、感染症に詳しい医師による妊婦の感染予防などについての講座が開かれた。

 妊婦が感染した場合、1%の赤ちゃんが感染するとした上で、産婦人科の医師は、妊娠初期にジカ熱に感染すると、赤ちゃんが小頭症を発症するリスクが高いことを指摘した。また、性行為で感染することも疑われているため、流行地から帰国した女性は4週間は妊娠を控えることや、男性も症状がなくても、4週間は性行為を控えることが必要だと話した。