ジカ熱のウイルス 小頭症などの原因と断定
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アメリカのCDC(=疾病対策センター)は13日、感染症の「ジカ熱」のウイルスが、頭の小さな子どもが生まれる「小頭症」の原因だと結論づけたと発表した。
中南米を中心に感染が広がるジカ熱をめぐっては、ブラジルで感染の疑いがある妊婦から1000人を超す小頭症の子どもが生まれたことが確認されている。これについてCDCは13日、複数の感染例を分析した結果、ジカウイルスは小頭症や脳の障害の原因だと結論づけたと発表した。
ジカ熱に感染した全ての妊婦から、小頭症の子どもが生まれるわけではないとしているが、妊婦がジカ熱の流行地域に入らないよう引き続き注意を呼びかけている。