初夏の訪れ告げる「チャグチャグ馬コ」岩手
みちのく・岩手に初夏の訪れを告げる伝統行事「チャグチャグ馬コ」が11日、滝沢市から盛岡市に向けて行われた。
行列は午前9時半に滝沢市の鬼越蒼前神社を出発。きらびやかな装束を身にまとった馬コ73頭が「チャング、チャング」と鈴の音を響かせながら、約13キロ離れた盛岡八幡宮を目指して練り歩いた。
「チャグチャグ馬コ」は馬産地・岩手を象徴する伝統行事で、国の無形民俗文化財に指定されているほか、「残したい日本の音風景百選」にも選ばれている。
この日の盛岡は夏の訪れを感じさせる天気となり、沿道に集まった見物客は「晴れ舞台」で堂々と練り歩く馬コを笑顔で見送っていた。