北ミサイル破片か 鳥取の海岸に不審な物体
鳥取県湯梨浜町の海岸で、不審な漂着物が見つかった。韓国が今年2月、北朝鮮のミサイルとして発表した破片と似ているという。
漂着物が見つかったのは、鳥取県湯梨浜町園の泊漁港海岸。16日の午後2時ごろ、海岸調査のため現場を訪れていた県の職員が、海岸の波打ち際で発見した。
漂着物は、長さ約1.8メートル、幅約1.2メートルの巨大な円柱形の物体で、重さは100キロ近くあり、金属製と見られている。側面には、数字の「1」と「2」も確認できる。
鳥取県や警察が形状を調べたところ、今年2月に韓国国防省が北朝鮮のミサイルとして発表した破片とよく似ているという。
鳥取県はこれを受け、関係部局と情報を共有するための緊急会議を開いた。
鳥取県警の機動隊の専門部隊が放射能の有無などを調べたところ、人体へ影響を及ぼす危険性はないものと確認されたという。
鳥取県は、周辺市町村に情報提供を行って注意喚起を促すとともに、政府と連携して今後の対応を協議していく方針。