50年に一度の大雨 伊豆諸島・青ヶ島
梅雨前線の活動が活発で、50年に一度の記録的な大雨になっている所がある。梅雨前線が、西日本から伊豆諸島の青ヶ島付近にものびていて、雨雲が発達している。
青ヶ島では、50年に一度の記録的な大雨になっている。22日午前中には1時間に63.5ミリの非常に激しい雨が降った。夕方にかけて、土砂災害などに警戒が必要。
一方、九州北部では大雨が続いている。佐賀県や熊本県内では、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降った。22日朝は長崎市付近で1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられる。佐賀県内の六角川には「はん濫危険情報」が発表され、はん濫のおそれがある状態となっている。
大雨の範囲は、23日にかけて西日本の各地に広がりそうだ。断続的に非常に激しい雨が降る見込みで、予想される雨量は、23日昼にかけて多い所で、九州北部で200ミリ、九州南部や四国で150ミリ、近畿や中国で100ミリ~120ミリとなっている。特に九州では、降り始めからの雨量が500ミリを超えている所があり、大雨や地震で地盤が緩んでいる所がある。
今回の大雨は、25日にかけて続くおそれがあり、土砂災害に厳重な警戒が必要。