77人犠牲…広島土砂災害発生から9年 被災地で祈り
77人が犠牲となった広島土砂災害の発生から20日で9年です。被災地では、未明から祈りがささげられました。
被災地の1つ、広島市安佐南区八木3丁目では、9年前に土石流が発生したとみられる時刻に遺族らが慰霊碑に参り、亡くなった家族をしのびました。
午前10時には献花式が開かれ、住民や広島市の松井市長などおよそ40人が出席。土砂災害を教訓に、災害に強い町づくりに取り組む決意を新たにしました。
夫と二女を亡くした木原奈美子さん「きょうも頑張っているよ、9年前はここがすごかったねと、主人と娘に伝えました」
災害関連死も含め77人が犠牲になった被災地では、犠牲者への追悼の祈りが各地でささげられました。