ハワイのマウイ島で起きた山火事による死者はさらに増え、99人となりました。被災地は水質の悪化が深刻な問題となっています。

マウイ島の山火事は内陸部から強風にあおられた火が海沿いの街・ラハイナを襲い、これまでに99人の死亡が確認されました。

岡田光弘記者「二階建ての住宅が完全に焼け落ちています。隣の建物は幸い被害はなかったということです」

建物は無事であっても、被災地で今、深刻な問題となっているのが水質の悪化です。火災によって水道システムが壊れたことから、人体に有害な物質が含まれる恐れがあるということです。

地元の人「紙タオルを使っている。水は使わない。シャワーも浴びないよ」

地元当局は、調理だけでなく洗濯などでも使用しないよう呼びかけていて、飲み水などの確保も新たな課題となっています。