日本の南を北上中の台風6号は、31日(月)午後3時の解析で、大型で“非常に強い”勢力に発達しました。台風は、あす8月1日(火)から2日(水)にかけて沖縄にかなり接近する見込みで、猛烈な風やしけ、高潮などに厳重な警戒が必要です。

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大型で非常に強い台風6号は、午後6時現在、南大東島の南約300キロにあるとみられ、1時間に15キロの速さで北北西に進んでいます。中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっています。

台風は、今後も非常に強い勢力を維持して北上を続け、1日(火)から2日(水)にかけて、沖縄にかなり接近する見込みです。また、台風はその後、動きが遅くなるため、沖縄や奄美では影響が長引くおそれがあるほか、沖縄の西で向きを変えて、九州に向かうおそれも出ています。

沖縄では、31日(月)夜から暴風が吹き、海は猛烈なしけとなりそうです。その後も台風の接近に伴ってさらに風が強まり、2日(水)にかけて、一部の住家が倒壊するほどの猛烈な風が吹くおそれがあります。奄美でも、8月1日(火)から2日(水)にかけて暴風となり、猛烈なしけとなるでしょう。

31日(月)に予想される最大瞬間風速は、沖縄で35メートル、奄美で25メートル。さらに8月1日(火)は、沖縄で60メートル、奄美で35メートルの暴風が予想されています。

また、台風本体や周辺の発達した雨雲がかかることから、沖縄や奄美では雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。

8月1日(火)夕方までの24時間に予想される雨量は、沖縄、奄美で120ミリ。その後、2日(水)夕方までの24時間で、沖縄で100～200ミリ、奄美で100～150ミリの雨が予想されていて、さらにその後も雨量は増える見込みです。

暴風や高波、高潮に厳重に警戒するとともに、大雨による土砂災害や低い土地への浸水、河川の増水や氾濫などにも警戒が必要です。