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【速報】世界遺産に「長崎の教会群」推薦へ

2016年7月25日 15:14
【速報】世界遺産に「長崎の教会群」推薦へ

 文化庁の審議会は25日、再来年のユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の世界文化遺産登録を目指す推薦候補に、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を選んだ。

 選ばれたのは長崎県と熊本県にまたがる「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」。国宝の大浦天主堂など、12の資産で構成されるこの遺産は、16世紀にキリスト教が日本に伝来し長崎で繁栄してから弾圧を受けながらも、明治時代に復活したというキリスト教の歴史を物語っている。

 文化庁は、選んだ理由について「潜伏キリシタンが信仰を続ける中で育んだ文化的な伝統に普遍的な価値があるため」と説明している。今後は、来年2月までに正式な推薦書をユネスコに提出し、再来年の世界文化遺産への登録を目指す。

 元々、今年の世界文化遺産への登録を目指していたが、ユネスコの諮問機関から指摘を受け推薦をいったん取り下げ、構成内容を見直して再び挑戦していた。