有効求人倍率 全都道府県で初の「1」超え
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仕事を求めている人1人に対し、企業から何人の求人があるかを示す有効求人倍率が先月、統計を取り始めてから初めてすべての都道府県で「1」を超えた。
厚生労働省によると、先月の有効求人倍率は1.37倍と、5月より0.01ポイント上昇し、1991年8月以来24年10か月ぶりの高水準だった。
そして、1963年1月に調査を始めてから初めてすべての都道府県で、「1」を超え、職を求める人すべてに1つ以上の求人があるという状態だった。
一方、先月の完全失業率は5月より0.1ポイント改善し、3.1%だった。1995年7月以来、20年11か月ぶりの低い水準。総務省統計局は「雇用情勢は引き続き改善の傾向にある」とみている。