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旧ソ連撮影 原爆投下直後の広島・長崎は

2016年8月4日 17:34
旧ソ連撮影 原爆投下直後の広島・長崎は

 原爆投下直後の広島と長崎を、旧ソ連の調査団が撮影していたことが明らかになり、初めてその映像が公開された。

 公開された映像は約5分で、原爆投下からほぼひと月後の広島と長崎が映っている。映像は、今年6月、ロシア側から安倍首相に寄贈された。

 原爆開発でアメリカに後れを取っていた旧ソ連が、いち早く被爆地を調査していたことは、長く機密のベールに包まれ、映像が公開されたのはこれが初めて。

 原爆資料館・加藤秀一副館長「被害を受けているところと、被害を受けていないところの境を映したりしているところが、ソ連が映した狙いが推測できる」

 広島市では、映像を分析するとともに、来年、原爆資料館の一部がリニューアルされるのを機に、市民への一般公開を検討している。