伊方原発3号機 約5年4か月ぶりに稼働
愛媛県の四国電力伊方原発3号機は12日午前、約5年4か月ぶりに稼働した。
伊方原発の中央制御室での作業は、原発から10キロほど離れた所にある四国電力八幡浜営業所に設置されたプレスセンターで生中継された。そして午前9時、核分裂反応を抑える制御棒を引き抜く操作が行われ原子炉が起動した。四国電力によると、今の所トラブルなどはないという。
国の新しい規制基準のもと鹿児島県の川内原発1、2号機福井県の高浜原発3、4号機が再稼働したが高浜原発は裁判所の判断により、運転を停止しているため、これで日本で稼働している原発は3基となる。
伊方原発のゲート前では、朝から再稼働に反対する市民グループらが抗議活動を行っているが今の所、大きな混乱は起きていない。
四国電力によると3号機は、13日の朝には核分裂が安定した状態で続く「臨界」に達するということで、15日に一般家庭への送電を開始する計画。