緊急地震速報トラブル 電源故障が原因
今月1日、東京で震度7の揺れを予測した緊急地震速報が出され、すぐに取り消されたトラブルは千葉県内にある地震計の電源の故障が原因とわかった。
今月1日の夕方、気象庁は特定の事業者向けに出している緊急地震速報のシステムで東京23区などで最大震度7の揺れが予想されると発表したもののすぐに取り消した。
気象庁によると、千葉県富津市に設置されている地震計の電源の故障がトラブルの原因とわかった。電源の故障で地下にあるセンサーが大きな揺れがおきたという誤ったデータを観測し、気象庁に送られたという。故障の理由は落雷が考えられるものの特定できなかった。
気象庁は全国の15地点に設置されている同じタイプの地震計の利用を停止した。このため最悪の場合、4秒程度、緊急地震速報の発表が遅れる可能性があるという。