気象庁 落雷などの影響で“震度7”誤配信
1日夕方、気象庁は東京23区などで最大震度7を予測する誤った緊急地震速報を発表し、その後、取り消した。特定の事業者に向けて出されたものだが、鉄道などで一時運転を見合わせるなどした。
1日午後5時9分頃、気象庁は東京湾を震源とするマグニチュード9以上、東京23区などで最大震度7の揺れを予測する緊急地震速報を発表した。この速報は、鉄道会社や気象会社など特定の事業者に向けて出された誤った情報で、気象庁はその後、地震の揺れが無かったとしてこの情報を取り消した。しかし、横浜市営地下鉄や京急電鉄などが一時全線で運転を見合わせた他、気象会社からの情報を携帯端末で受けている人たちにも伝わった。
気象庁によると、千葉県富津市の地震計が落雷などの影響で大きなノイズを記録したため、緊急地震速報が出されたという。
気象庁は、地震計から誤ったデータが送られた原因を詳しく調べている。