部品に欠陥…全日空、一日約10便欠航へ
全日空は、使用しているボーイング787のエンジン部品に欠陥があるため、国内線で26日から、一日およそ10便欠航が出ると発表した。
全日空によると、今年2月と3月、アジア路線を飛行していたボーイング787で、エンジン内で回転する羽根状の部品「タービンブレード」の破損が相次いで見つかった。
エンジンはロールスロイス製で、部品の腐食を防ぐ塗装が不十分だった上、大気中の汚染物質で腐食が進み、破損したとみられている。
全日空は、これまで、国際線での部品交換を進めてきたが、今月20日には国内線の機体でも破損が見つかったことから、所有する50機全機のエンジン部品の交換を決めた。
このため全日空の国内線は、26日から当面の間、一日およそ10便が欠航するという。