台風で、きょう福島第一原発の一部作業中止
台風10号の影響で、福島第一原発では、30日は一部の廃炉作業を中止している。
東京電力によると、1号機では、建屋上部でガレキの撤去作業等が行われていたが、強風で飛ばされる恐れがあるため、30日はこうした高い場所での作業を中止している。クレーンも強風で転倒しないようにアームを低く下げるなどの対策をとっているという。
また、雨で地下水の水位が上昇し、汚染水が地表面にあふれて海に流れ出すことが懸念されたが、地下水をくみ上げるポンプを増設するなどしたため、30日午後4時半現在で地下水の水位は大きく上昇しておらず、海への流出には至っていないという。