台風10号で被害 岩手で後片付けが本格化
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台風10号による猛烈な雨で、大きな被害を受けた岩手県岩泉町では台風後、初めての週末を迎え、後片付けの作業が本格化している。
岩泉町の中心部では、朝から住民やボランティアが出て泥のかき出しなど後片付けに追われている。岩手県のまとめによると、2日現在、岩泉町と久慈市で岩泉町の873人を含む1093人が孤立状態となっている。岩泉町では、ヘリコプターによる救助活動や物資・給水タンクの空輸が行われているが、霧の影響で遅れが出ているという。
今回の台風10号により、岩泉町で11人、久慈市で1人の計12人が犠牲となったが、2日、岩泉町で複数の人が心肺停止の状態で見つかった。町は、2日までに安否がわからない9人について確認している。