上半期の薬物犯罪情勢 大麻関連検挙が増加
警察庁がまとめた今年上半期の薬物犯罪情勢で、大麻に関連して検挙された人数が大幅に増加し、危険ドラッグの乱用者が大麻に流れているとみられることが分かった。
警察庁によると、今年上半期に危険ドラッグに関連して検挙された人数は473人で去年の同じ時期と比べて200人以上少なくなる一方、大麻に関連して検挙された人数は1175人と200人以上増えた。
危険ドラッグは去年7月以降、摘発の徹底により街頭で販売する店舗が一掃され、容易に手に入らなくなったことが要因とみられ、警察庁は、危険ドラッグの乱用者が大麻に流れているとみている。
また今年は船舶を利用して大量に覚醒剤を密輸する事件が相次いでいて、8日現在で、警察が押収した覚醒剤は900キロを超え、すでに過去15年間で最多となっている。