豊洲市場 担当部署幹部、空洞把握も未対応
築地市場の移転先の豊洲市場で、土壌汚染対策の「盛り土」が、行われていなかった問題で、担当部署の歴代の幹部は建物の地下が空洞になっていることを把握していたにもかかわらず、対応を取っていなかったことがわかった。
豊洲市場の土壌汚染対策をめぐっては、東京都はこれまで敷地全体に「盛り土」をしたと説明していたが、実際には主な建物の地下で行われていなかったことがわかっている。
この問題について、担当部署の歴代の幹部はモニタリングのため地下が空洞になっていることを把握していたにもかかわらず、説明を変更するなどの対応を取っていなかったことがわかった。これについて担当者は「考えが及ばず反省すべき点」としている。
一方、13日は都内の市場の整備計画を審議する会議が開かれ、事実と異なる説明をしていたことについて東京都は関係者に謝罪した。