福島第一原発 建屋覆うカバーの壁を解体
福島第一原発1号機では、使用済み燃料の取り出しに向けて13日から建屋を覆っていたカバーの壁部分の解体が始まった。
解体されるのは、1号機の壁側にある18枚のパネルで、13日午前6時16分にこのうちの1枚をつり上げる作業が始まり、20分ほどで下ろされた。
1号機では、2011年の事故で建屋の上部がむき出しとなり、放射性物質の飛散を防ぐためカバーが取り付けられた。その後、残された使用済み燃料を取り出すために、去年7月には、先に屋根の部分から解体を始めていた。
解体作業は3か月ほどで終わる予定で、ガレキが撤去されたあと、2021年には燃料の取り出しを始める計画。